たたき牛蒡

関西(近畿地方)では、祝い肴として田作りではなくたたき牛蒡を用いるところが多いようです。
ごぼうは地中深く根が張ることから、一家がその地にしっかりと根を張って安泰となることを願っています。
また、色や形が豊年の年に飛んでくる瑞鳥に似ていることから、豊作を祈願したともいわれます。
さらに、牛蒡や黒豆は黒い色をしており、それが魔除けの意味を持っていたという話もあります。
ほかにも、細く長い形から、細く長く慎ましく生きられるようにという願いが込められているといいます。

この縁起のよいごぼうを、軟らかく煮てたたき、身を開いてあえたものがたたき牛蒡です。
たたいて開くところに開運への期待も込められているのでしょう。

おせち料理の中でごぼうはたたき牛蒡だけではなく酢の物としておさめられることもあります。
どちらも、正月のお酒の肴としてもなかなかのものです。