数の子の意味

数の子はにしんの卵です。
近世までにしんを「かど(カドイワシ)」と呼んでいたため、「かどのこ」が「数の子」になったということです。
にしんはひと腹の卵数が非常に多いため、子孫繁栄の縁起物として昔から正月の祝い膳やおせち料理に使われてきました。
また、にしんの子ということで「二親」健在にも通じるとされています。
多く流通しているのは塩漬けした「塩数の子」ですが、天日干しの「干し数の子」を水で戻した方が味がよいともいわれています。

残念ながら現在では国産の数の子はほとんどありません。
カナダ、アメリカ、イギリス、ロシアからのものを輸入して加工しています。
数の子を選ぶ際のポイントは、1身が厚く、2色がはっきりとして、3卵の粒がくっきりしたものを選ぶことです。
数の子独特のプチプチっとした歯ごたえを楽しみたいものです。

また、数の子には最後の仕上げの鰹節も重要です。
非常に堅い本節を薄く削ったものがベストですが、これも近頃ではなかなか手に入らなくなってしまいました。
年に一度くらいは、いろいろこだわった食材や調味料も使ってみたいところです。 鰹節も少し奮発してみましょう。