各地のおせち料理

板前魂 おせち料理2015
このエントリーをはてなブックマークに追加  

各地のおせち料理

お正月には、おせち料理とお雑煮がセットですが、青森県には昔から伝わるいちご煮と呼ばれる、
海の幸を使っためでたいすまし汁があります。
海の幸豊かな三陸海岸で獲れる新鮮なウニやアワビをすまし汁仕立てにしたものが、いちご煮です。
青森県八戸地方、岩手県北部の三陸海岸周辺の名物料理だそうですが、観光に行った際はぜひ、いちご煮を味わってみて下さい。
いちご煮と名付けられた理由は、熱いすまし汁の中で広がるウニの姿が野イチゴに見立てたので、そう呼ばれるようになったそうです。

 

また、和歌山県では、大きなサトイモが皮付きのままお椀に盛られた料理があります。
和歌山県旧大塔村鮎川地区に伝承されているおせち料理の一つで、
大きなサトイモが使われるようになった理由は、昔、鮎川地区に逃げてきた親王が村人たちにお餅を所望したのだそう。
ですが、村人たちは親王の姿を山伏と間違え、お餅を差し出すのを渋ったのです。
その行為を恥じた村人たちが、そのときの気持ちを忘れないようにと、お雑煮のお餅の代わりに大きめのサトイモを入れ、
お餅の代わりに食べるようになったとの言い伝えがあるのです。
因みに、味付けは、かつおだしとしょうゆで濃い目の味付けに煮てあるとのことです。

 

広島県尾道市には、賀日(がじつ)あえと呼ばれるおせち料理があります。
賀日(がじつ)あえは、海の幸と山の幸が組み合わされたもので、
尾道水道で獲れた活きのいいアナゴとほうれん草をごまト砂糖、酢で合えたものが、賀日あえです。
尾道市では、お正月やお祝いごとのあった日のおもてなし料理として、欠かせない料理となっております。

 

最後に、石川県のおせち料理を紹介しましょう。
石川県には、べっこうと呼ばれる、かんざしに見立てたおせち料理があります。
べっこうは、簪のべっこうから名付けられたのですが、べっこうの作り方を説明しますと、
熱いだしを入れた鍋に寒天を入れ、よく溶かし、しょうゆと砂糖で味を調え、溶き卵を流し入れ、生姜を絞った汁を加え火を止めます。
それをそのまま冷やし固めれば、溶き卵の模様が美しい寒天料理べっこうの出来上がりです。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加  

ホーム